歯の衛生週間ということで、今日は真面目なお話です。
もしも皆さんに今、癌が見つかったとして
全身麻酔をかけての手術が必要になったとします。
そうすると最近では医科から「手術の前に歯科を受診してください」と言われることがあるんです。
なぜだと思いますか?
それは・・・
お口の中の悪い細菌が、全身に影響を及ぼす恐れがあるからです。
全身麻酔をかけるとなると、人工呼吸器を装着することになります。その際、呼吸器の管を伝って悪い菌が肺に到達したり。
はたまた、むし歯で欠けたり歯周病で歯がぐらついていたりすると、呼吸器装着中に歯が抜けて、気管に入ったり。
そして癌を抗がん剤や放射線で治療する場合は、むし歯の放置が命取りになったりすることもあります。
なので入院前にお口の診査をし、徹底的な歯のクリーニング、歯の治療、お口のお手入れの練習を行うんですね。
そうすることで、術後の合併症のリスクが軽減されるんです。
癌の治療に歯!?以外でしょ?
しかし、癌での入院に限らず
健康であっても、事故や脳血管系の病気などで急に入院や手術が必要になった!ということもあるかもしれません。
(そうはなって欲しくはないですが)そう考えると、お口の健康やお手入れって
普段の積み重ねが大事なんですよ~!